「さざれ」
さざれ
[名]「細石(さざれいし)」の略。
[語素]名詞の上に付いて、細かい、小さい、わずかな、などの意を表す。
さざれとは「こまかな」「こまかな石」
を意味する言葉です。
日本の国歌にも登場する「さざれ」は、
さざれ石(こまかな石)が千年、
八千年という遠い歳月をかけ、
積もり積もって巌(大岩)となり、
その上に苔が生えるという情景が詠われています。
日本の実直なものづくりは細部に現れます。
このこまかなものごとを、
作り手、使い手、たくさんの人々と、
一緒にかたちづくり、巌となり、
苔が生えるほどに長く長く続いていくこと。
それが私たちの願いです。
両側から複合Rに削り出されたガラスは、ケースへとシームレスに繋がっていく。
そのカーブに沿うように文字盤にも少しの膨らみを持たせ、シンプルながら、愛嬌のある顔が生まれた。
裏蓋、リュウズにもわずかな膨らみを持たせ、ケースと同様の仕上げを施した。
時間を合わせる為にリュウズを触ると、磨き抜かれた金属の優しいカーブが手に馴染む。
ふくよかなカーブは周りの光を優しく反射する。
Case : Black Mirror Finish | 38mm
Dial : Black
Strap : Black Sheepskin Leather | 18mm